コミティア「読書会」に行ってきました

 本日(もはや昨日ですが)北トピアにて開催されたコミティア見本誌読書会」に行ってきました。
 参加費500円で、コミティアで見本誌提出された本の全てが読み放題という垂涎の企画ですが、参加は今回が初めて。
 人見知り&引きこもりの私にはダイ達が破邪の洞窟を下るぐらいの大冒険でしたが、無事帰還することが適いました。
 自宅最寄り駅から一度電車を乗り換え、「王子って意外と近いんだなぁ」などと思いながら、駅前で「あれココどこだろう?」って迷いながら北トピアの七階へ。
 会場は沈黙が重く支配しており、入るのを一瞬躊躇してそのまま会場の前を横切ってトイレに向かってしまいましたが、鏡の前で気合いを入れ直し再トライして見事到達しました。
 見本誌提出されていなかったのかそれとも私の探し方が悪かったのか、目当ての本の幾つかは見ることが適いませんでしたが、それ以上に様々な同人誌を読むことが出来ました。

 一冊100円から2000円を越える物まで、買うとなれば数万円も掛かるだろう量を一日限定とは言え好き勝手読めるというのは大変魅力的で、だいたい十一時ぐらいに着いて会場を出たのが十六時過ぎでしたので、昼も取らず五時間ぶっ通しで楽しませて頂いたことになります。
 コミティア当日にお邪魔した「くじら缶」の本や、今回「紙ふうせん」のイラストを描いて頂いた「さといあや」さんの「Fable of Shade」も楽しませて頂きました。
 その他には、特集で乙一の批評をやっているのだと思っていたら乙一が新作を書き下ろしていた「U-cafe弐」。オンリーイベントの主催である作者が自身の経験から後続のために作ったという「同人誌即売会を作ってみた」というハウツー(エッセイ?)本など。
 コミティアというからコミック系が多いと思いきやイラストから文芸まで幅広い同人誌が見られました(もちろん、一番多かったのはイラストやコミックですが)。
 また、アマゾンの「e託販売サービス」を扱った「みつりん通信」は、同人誌を作ったは良いけど(余った)コレどうしよう? という出版者にとって新たな道しるべになるかもしれない一冊でありました(詳しくは「密林通信」で検索のこと)。
 
 入稿した「紙ふうせん」の原稿に様々なミスが見付かり、あげく文フリに登録したサークル名が間違っているという致命的な失態によって「もう俺、死のうかな」と思っている現在ですが、数多の同人誌に囲まれ同人パワーを補給することにより「もしかしたら俺、生きてても良いかも」と勝手に立ち直りつつあります。
 ……いや、しかし他の同人のメンバーには本当に申し訳ない。もう、次回から「紙ふうせん」には小説書かないので。

 今回、Ba-karudhiから名を改めました八柳でした。