氷雨、のような

 朝っぱらから馬鹿みたいに冷たい雨が長々と降っていた。
 このところ、雨がおっくうで仕方がない。老いたのだろうか。子供の頃は雨が好きだった。けれど、その理由は親に外に放り出されずに悠々とテレビゲームが出来たことだったから、どうやら生来のものらしい。
 幸い出掛ける用もなく、近くの実家まで足を運んで一日本を読んで過ごした。
 
 明後日は大谷さんとオフ会の約束がある。
 千駄木の「結構人ミルクホール」という場所に行ってみるつもりである。ここは本読みが集まる場所で、ミニコミ誌も置いてある希有なお店である。
 ブラパンの事や、共に文フリのスタッフをしているから、その辺りのことをたっぷり話したいと考えている。もちろん小説のことも。